ヴァイシャリーで行われた第二結集での根本分裂に始まり細かく分かれていった仏教ですが
それぞれにこの仏伝というものを伝え持っていました その内容はお釈迦様を慕い讃えるものがみなぎりそれぞれの教理をも超えて共通する要素がとても濃厚でした まず お釈迦様が前世においてスメーダという青年であった時 ディーパンガラ -然燈仏 ねんとうぶつ- から遠い未来に覚り 仏になるという予言を授けられます →お釈迦様の一生 三阿僧祇修行時代__③ そして兜率天にて六波羅蜜 -布施 持戒 忍辱 精進 禅定 智慧- の修行をし →お釈迦様の一生 百劫修行時代__② 関連記事 六波羅蜜:お釈迦様の教え 十波羅蜜 マーヤーの胎内に入り 釈迦八相 -降兜率 托胎 降誕 出家 降魔 成道 転法輪 入滅- といわれる偉大な生涯を送られる・・ →お釈迦様の一生 使命を秘めた誕生__② →お釈迦様の一生 神通力による説法__① →お釈迦様の一生 無限の光に包まれる時に向かって__① →お釈迦様の一生 初めての説法 →お釈迦様の一生 沙羅双樹の木__ ① というのが共通して記されているところなのです そして 仏弟子や熱心な信者のお釈迦様への思慕と崇拝は仏伝のほかにもジャータカというものを作り出しました つづく・・ 思い出の写真でいつも身近に手元供養を・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ![]() |
このお釈迦様の遺骨が納められた仏塔の管理者が語った仏伝というものはお釈迦様の伝記のことであり一つの偉大な文学です
このブログの お釈迦様の一生 も仏伝をもとに書いております 一応・・ 仏塔には非常にたくさんの人が礼拝に訪れるのですが そのような人々は当然お釈迦様のことを少しでも知りたいと思うわけです でも肝心の比丘 -修行僧- たちは寺院に閉じこもり各々の修行にあけくれるばかり・・ そこでこの仏塔管理者たちがお釈迦様の生涯を語り 長い時をかけて練り上げられ その語り口は磨かれていったということです お釈迦様を崇める人々の期待に堪えうるものに育っていったのです そしてお釈迦様の賛歌ともいえる仏伝文学は巨大なうねりとなり後の大乗仏教へ影響を与えていくことになります この仏伝というもの いろいろとあるようですが 共通しているのが・・ つづく・・・ 関連記事 仏塔:仏教の歴史 日本初の出家者 関連記事 仏塔:仏教の歴史 アショーカ王の帰依 関連記事 比丘:仏教の歴史 南伝仏教の世界 関連記事 大乗仏教:仏教の歴史 大乗仏教が起こる ![]() |
紀元前3世紀
この大衆部と上座部の根本分裂があった時代に 仏教を飛躍的に普及させたというアショーカ王が北インドのマガダ国に即位します 王は深く仏教に帰依しインドの各地に仏塔 -ぶっとう ストゥーパ- を建立しました 仏教八大聖地の一つヴァイシャリにも仏塔が残っています 仏塔とはもともとはお釈迦様が亡くなられた際にその遺骨などを祀った塔のこと その遺骨は仏舎利 -ぶつしゃり- と呼ばれています 聖徳太子が生まれて時に手に握っていたのも仏舎利でしたね →聖徳太子__① さて アショーカ王が仏教に帰依するきっかけとなったといわれているのがカリンガ戦争です 王が当時の大国カリンガ国を征服した際にバラモン -バラモン階級出身の僧侶- を含む非常に多くの犠牲者を出してしまいます 王はこれを深く後悔して以後は法により統治を行ったのです 法というのは仏教で大切に考えられている三宝 -仏 法 僧- の一つで お釈迦様が覚られたものの内容のことです 仏塔はそれ以前にも建てられており お釈迦様を慕う在家信者の礼拝の対象でしたが 王の時代にさらに建立が進められます するとその仏塔を管理する立場の人々が訪れた在家信者たちに仏伝 -ぶつでん- などを聞かせ しだいに在家信者中心の新しい信仰集団が形成されていきます この勢力が大衆部などの影響も受け後の大乗仏教へと発展していくのです →仏教の歴史 大乗仏教が起こる 上座部が永い歴史の途中にいろいろに変化してゆく中 このように純粋な信仰を求めた新たな動きがあったのです そして仏塔の管理者が語ったこの仏伝というのは・・ つづく・・・ 関連記事:仏教八大聖地__②ヴァイシャリ 関連記事 上座部:仏教の歴史 南伝仏教の世界 関連記事 三宝:聖徳太子__③ 関連記事 三宝:聖徳太子__⑦ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ![]() |
その事件とは紀元前3世紀の出来事で 十事 -じゅうじ- と呼ばれているそうです
教団にはかつてお釈迦様が亡くなった際にスパッダという比丘 -びく- が眉をひそめて言うほどに禁じられている戒がたくさんありましたが →お経 初めての仏教経典 そのうちの一つ 金銀銭の布施を受けていいのかどうなのかというところが問題となったのです お釈迦様のいらした時代と違い100年も経つと貨幣経済が発達し お金なしには説法や修行のために渡し舟にも乗れないという現実があったわけです 当然保守的である上座部 -じょうざぶ- の長老たちは猛反対します 上座部とは原始仏教教団で上席に座す高弟たちの仏教 で小乗仏教を言い改めたものです →仏教の歴史 南伝仏教の世界 そして行われた会議が第二結集 -けつじゅう-です 結果的に根本分裂と呼ぶほどにばっくりと彼らの考えは分かれ 新進の弟子たちにより大乗仏教の前身 大衆部 -だいしゅぶ- が結成されたのです そしてその後の数百年で大衆部は9つ 上座部は12にも分かれていくのでした この根本分裂と同時期に 仏教を飛躍的に普及させたというアショーカ王が北インドのマガダ国に即位し・・・ つづく・・ 関連記事 第一結集:お経 初めての仏教経典 関連記事 アショーカ王:仏教の歴史 中国の仏教 関連記事 戒:お釈迦様の教え 十波羅蜜 関連記事 戒:お釈迦様の教え__⑤ 智慧 関連記事 マガダ国:仏教八大聖地__②ヴァイシャリ ![]() |
お釈迦様が在世の紀元前4世紀の北インドはマガダ国 コーサラ国など16の小国に分かれ
仏教八大聖地の一つヴァイシャリは商業都市として栄えていました 何度も説法で訪れたこの地をお釈迦様は ヴァイシャリは美しい・・ 五色をもって描いたようなこの地で修行するのは楽しい・・ と最後の旅でもおっしゃっています 最後の旅→お釈迦様の一生 沙羅双樹の木__ ① お釈迦様の教えは経・律・論にまとめられ弟子たちの間に受け継がれてゆきました →お経 初めての仏教経典 同時に教団というものも勢力を増してゆきました お釈迦様が亡くなられてから100年ほど後のこの地で再び比丘が集まり第2回仏典結集 -けつじゅう 会議- が行われることになります この時代に上座部仏教と 後の大乗仏教の前身 大衆部 -だいしゅぶ- に分かれるきっかけともなるある事件が生じました ある事件とは・・・ つづく・・・ 関連記事 比丘:仏教の歴史 南伝仏教の世界 関連記事 ヴァイシャリ:お釈迦様の一生 沙羅双樹の木__ ① 関連記事 ヴァイシャリ:お経 維摩経__① 関連記事 ヴァイシャリ:仏教の八大聖地__①ルンビニ 関連記事 上座部 大乗仏教:仏教の歴史 大乗仏教が起こる 関連記事 上座部 大乗仏教:仏教の歴史 南伝仏教の世界 関連記事 大乗仏教:お経 維摩経__② ![]() |

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